パソコンのゲームをするときに、回線の反応速度、いわゆるPingがとても重要な要素です。
Pingとは、信号が送られたときに、どれだけの遅れがあるかを表す数値です。
この値が大きいと、キャラクタを動かすときや弾を撃った時にラグが生じます。最悪、こちらが先に撃って仕留めたと思ったら、こっちが倒れていたということがおきてしまいます。打ち合いになったときに、不利になります。
ゆっくりな動きでいいゲームならPingの値は大きくてもいいですが、反射神経が試されるゲーム、FPSのようなゲームには、特にPingの値が重要になってきます。
Ping値が低い回線(ゲームに向いている回線)は、光回線です。
これにしておけば間違いありません。速いものでは、1msというのもあるようです。
しかし、ここでは、光回線を持ってなくて、WiMAXを導入したいけど、ゲームするつもりだけど、Ping大丈夫かなという人に向けて、WiMAXではゲームするに足りるだけのPing値なのかをお教えします。
結論
結論を言いますと、ゲームができるだけのPing値はあります。
Ping値を測定しました。データを公表します。ちなみに九州です。
大きい数値が一日だけありますが、だいたい30m以上、50m以下におさまっています。(ダウンロードが小さい値のところは、3日で10G規制に引っかかって遅くなっています。ダウンロードスピードは、ゲームのラグには影響を与えません。)
50ms以下だと、オンラインゲームを快適に使えるらしいので、この WiMAX のPing値は十分な結果が出ていると思います。(ただし、コアなゲーマーは別です。そういう人は、光回線を当然導入すると思います。)
ただし、これらの結果は、Speed Wi-Fi HOME L01を使っています。最初は、Simと同時に借りたwx-01を使っていましたが、ダウンロードスピードに不満がありました。L01をヤフオクで落札して、使ってみたところ、ダウンロードスピードが増して、回線も安定しました。Pingにも影響はあると思います。決して状態がいいところではないと思いますが、L01をつかうことで、回線の質は明らかに上がりました。
実際にFPSを遊んでますが、まあ困らない感じです。(グラボもRX570、マザーボードはRampageⅡExtremeという古いもので、最強には程遠いです。)
Speed Wi-Fi HOME L01(L01s)とは、据え置き型のルーターで、WiMAXを使うとき最初から提供されているwx-01よりも、アンテナ感度がよいです。(ちなみに、L01とL01sとの違いは、SIMサイズの違いです。前者がマイクロSIM後者がnanoSIMです。性能は一緒です)それを窓際に置いています。LANはダイソーで購入したカテゴリー6のものです。(これはあまり関係ないかもしれない。)
これをギガビット対応ハブにつないで、それからPCにつないでいます。ハブにはNASとかをつないでいます。
ちなみにハブを取り除いて、直接ルーターからパソコンに繋いで測定しましたが、あまり変わりませんでした。(というか変わらなかった)
あんまり速くないなとか、場所によって違うんじゃないのとか思われる方もいるかもしれません。
これはあくまでもWiMAX使いたいけど、ゲームもしたい、でも光はもったいないとかそこまでいらないという方への記事です。コアゲーマーさんや、FPSで上位を狙うとかの人は、光回線を契約してください。NURO光というプロバイダーは、Ping値が10ms以下で、光回線のプロバイダーの中でもPing値が最も低いプロバイダーの一つです。
地域でも結果はもちろん違うと思います。アンテナが遠いとか、感度が悪い場所などはもっと遅くなるかもしれません。
なので、ここの結果は一例として参考にして、TryWiMAXというサービスを一回使われてください。そのときに、Speed Wi-Fi HOME L01(L01s)を使われたほうがいいですが、試用してるときは買わないですよね。
そのときにいけるかなと思われたら、契約されて、そのあとL01にしたり、工夫していけばいいと思われます。
まとめ
- WiMAXでゲームはできる。Ping値はそこそこいい。もちろん、地域によって差があると思われる。TryWimaxというサービスを使ってみて、Pingを測ってみること。
- Speed Wi-Fi HOME L01(L01s)を使う等で、
環境を整えたほうがいい数値がでる(と思われる)。 - 最高のPing値が欲しい方(Ping値が一桁。ハードゲーマーの方など)は、NURO光などのPing値の定評のあるプロバイダに入ること。WiMAXでは満足できないでしょう。