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壊れたSHURE SRH440を修理する【ヘッドバンド交換】

ヘッドホンが壊れた

気に入っていたSHUREのヘッドホンが壊れた。
ヘッドホンの名前は SHURE SRH440。とてもいい音がする。

 

このヘッドホンの欠点は、音がいいが壊れやすいことだ。SRH440だけではなく、SHUREのヘッドホンはどれもそういう傾向があるらしい。案の定、自分のもそうなった。特に過激な使い方をしていたわけではないのに壊れた。
ネットでも散々書かれている、伸縮するところが壊れた。

壊れたところを見ると、プラスチックで、ぺらぺらだ。壊れたSRH440の部品ヘッドホンを装着するときに、ここのカーブ部分に圧がかかって、レールのようになっているところにひびが入るようだ。なんでここをプラスチックにしたのか。金属にしないともたないと思う。
このヘッドホンは、音が良いので、使えないのはもったいない。修理したい。

修理の方法を探す

修理の方法をネットで色々調べた。

SHUREのほかのヘッドホンは、日本人で修理した人がいた。サイズが似ているヘッドホンのヘッドバンドをすげかえていた。
SRH440の修理方法をいろいろ調べてみたところ、ソニーのモニターヘッドホンMDR-7506の部品を使って修理した写真があった。このヘッドバンド部分だけを手に入れて、壊れたSHR440のヘッドバンドと入れ替えるといいようだ。ただし、細かい修理方法はざっと見たところ載ってなかった。

部品を調達する

そのソニーのヘッドホンの部品がどこかで売ってないかググった。
アリエクスプレスで売っていた。しかも安い。
注文することにした。バンドに白字でわけのわからんロゴが書いてあるものが安かったが、かっこ悪いので、あえて何も書いてないものを購入した。あとは到着を待つだけだ。

郵便が届いた。結構すぐに来た。
現物を見ると、なんだかちゃちい。MDR-7506のヘッドバンドしかし、強度はしっかりしてるように見える。特に、伸縮するところは、金属製。これは頑丈そうだ。
ロゴなしをあえて選んだのに、ロゴが入っていた。MDR-7506の部品のロゴSTUDIO MONITOR。かっこ悪い。あとでマジックか塗料で消せないだろうか。ともかく先に進む。

実際に修理する

まずは、SRH440を分解する。まずは左側からだ。
イヤーパッドを外して、左側部分のイヤーパッドを外したところ3か所ねじ止めされているところを、外して開ける。左側のねじを外したところ
ドライバーユニットと、小さな基盤、基盤とユニットをつなげるケーブル、外部からのケーブルがあった。また、4か所ねじがあって、ねじで取り付けられている部品で、ヘッドバンドの端をとめているようだ。4か所のねじと基盤
外部からのケーブルは、無色と赤色とで色分けされていたが、購入したMDR-7506のヘッドバンドも、同じようなケーブルがついている。

とりあえず、外部からのケーブルをはんだ付けしているところを外してはんだを取り除いてきれいにしてみた。左側部分のケーブルのはんだを外したところ

ここで、一気に左側の修理をやらず、気まぐれで、右側を外してみる。SRH440右側ドライバーユニット部分右側は外部からのケーブルを2点ではんだ付けしているだけだ。右側ドライバーユニットはんだ付け部分左側と同様、ヘッドバンドの端を押さえている部品が、4つのねじで止められている。ネジを外すと完全に分解できた。右側4か所ねじを外したところこれに購入した部品がうまくはまるかどうか。ユニット接触部分すり合わせはめてみると、うまい具合にぴったりはまった。
まったく修正しなくていいようだ。これはラッキーだ。ほかのSHUREのヘッドホンだと、ここの可動部分をかなり加工しないとはまらないようだった。

再びネジを閉めたあと、ケーブル穴に、購入したMDR-7506のヘッドバンドについているケーブルを差し込んだ。
はんだ付けしてある元のケーブルを取り除いて、差し込んだケーブルをはんだ付けする。右側ドライバーユニットはんだ付け終了
元のケーブルと購入した部品についてるケーブルを比較すると、若干細くなってるようだ。これが音に影響するかもしれない。
万が一音が悪くなった時は、ケーブルを差し替える作業をしようと思う。ケーブルをヘッドバンドのクッションの中に通す作業が面倒くさそうだったので、今のところはこのまま続ける。

ちなみにはんだはオーディオ用で定番のKESTER44を使用した。
半田付けした後は、ケースにはめ込んでネジをしっかりとはめる。
これで、右側は完成した。

同様に左も同じ作業をする。4か所ねじを外してヘッドバンド部分を交換。ねじ止めした後、外部ケーブルを差し込んではんだ付け。
左側は基板にケーブルを取り付けるようになっている。1度基板を外してハンダ付けしやすいようにした後、はんだ付けした。左側ドライバーユニット基盤部分はんだ付け終了
その後は、すべてを取り付けてネジ止めした。

修理完了

一応完了した。修理完了

ケーブルをつなげて聞いてみる。
以前と同じ素晴らしい音がする。
ケーブルが細いので、音に影響するかと思ったが、あまり差を感じない。

伸縮部分は、ばねのような金属の一枚板なので、壊れることはないと思う。

これで 音が良い+壊れにくいヘッドホン が完成した。
半田付けもそう難しくなく、気軽にできるので、同じ箇所が壊れた方は、挑戦してみたらいかがでしょうか。

まとめ

SRH440のヘッドバンド調整部分が壊れた時は、SONY MDR-7506のヘッドバンドの部品で修理できる。
部品は、ググると出てくる。アリエクスプレスで購入できる。
はんだ付けと、ねじ止めの作業が必要。はんだ付けは左右2か所はんだ付けするだけなので簡単。

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