軟酥の法という瞑想法がある。白隠禅師―健康法と逸話(おすすめ)を偶然本屋で見つけて、実際にやってみたら、なんだかいい感じだったので、それについて書いてみたいと思う。
若い時にノイローゼ気味になった。性格が今よりもっと生真面目で、悩みがちだった。そういう悩みとか煩悶の解決方法を探していた。精神療法のまとめ本の中に、坊さんたちの対談が載っていて、軟酥の法をイメージする描写だけが載っていた。ゆっくりじっくりイメージするとかだけ載っていただけで、具体的な記述が不足していた。これだけではやり方がわからなかった。やり方の名前だけ、軟酥の法とだけ覚えていた。インターネットがまだなかったので、本とかでしか調べられなかったので、軟酥の法の具体的なやり方はその当時は見つけることができなかった。
時間が流れてとある本屋にそのまさに軟酥の法のやり方が載っている本を発見した。白隠禅師の本だ。日本教文社からでていた。その本には大きく二つのやり方が載っていた。そのうちの一つが軟酥の法だった。(もうひとつの方法の、内観の法は、うまくできなかった。)
軟酥の法は、頭の上に軟酥という万能薬がチーズ上に固まった丸い物体をイメージして、それが頭の熱で溶けて、それがたらたらと頭から体内に流れていって、それが体の悪いものを押し流していくという瞑想法だ。それをイメージしていくと、実際に体がなんだか温泉に入ったようになって、気持ちもゆったりとして、気持ちよくなった。白隠禅師はこれで禅病いまのノイローゼを治したそうだ。ノイローゼだけでなく、病気全般に効いて、また仕事とか悟りを開くのにもいいらしい。やってみたらこれは効果あるなと思って、しばらく続けていたが、なぜかやめてしまった。これを本気で続けたら、いろいろ解決するのは本当のような気はする。最近また体調をよくしたくて、軟酥の法をやってみたら、軟酥が溶けて流れていくイメージがなかなかできなくなってしまっていた。これは執拗に練習するしかない。
これは昔体験して、実際に心地良くなったので、白隠禅師のいうことは本当だなと思った。他にも本には色々と載っていたが、それも信用している。観音経を黙読でもいいから毎日繰り返すと功徳がありますよとか、内観の法とか、実際に練習してできたら効果はあるのだろうと思う。
観音経を繰り返す方法は、観音経がとても短いので、やりやすく、今でもたまにやる。実際の功徳はよくわからないが、白隠禅師を信用しているので、そこに書かれている功徳は本当に気づかないけどあるのだと思う。
内観の法はなぜかうまくいかない。できるようになりたいが修行が足りない。
いまなにか問題を抱えている人は、この軟酥の法はお勧めです。本多信一という相談業の人の本の中にも、調子悪いのをこの軟酥の法で治すということが書いてあった。その人も本の内容は個人的に信用しているんですが、その人も日常的に使っているということで、実用的なやり方なんだと思いました。
この書籍以外にも、ネットで検索すると記事がたくさんあります。やり方だけならネット検索で出てくる情報だけで十分です。試しにやってみたらいかがでしょうか。